リノベーションによる空室対策

リノベーションによる空室対策

日本の人口減少が社会問題になっている中、賃貸物件の入居率へも少しずつ影響がでております。
この先、賃貸物件は通常改装だけでは差別化が難しく、今以上に各物件の空室状況の差が大きくなることが予想されます。
今回は今後鍵となるリノベーションについて、第一住建が管理する単身タイプのマンションで実施したリノベーション案件も交えて解説します。

リフォームとリノベーションの違い

「賃貸の不動産に空き部屋を作らず、前の借主が退去したらすぐに新しい借手を見つけたい」
「手持ちの物件をすぐに売りたい等、短期的な視点で資産価値を向上させたい」
このようなときには、リフォームが効果的ですが、長い目で資産価値を向上させたいのであれば、リノベーションを検討するのも一つの手段です。
リノベーションという言葉にはなじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、リフォームがマイナス要因をなくす対策だとすると、リノベーションは、マイナスをなくすと同時に、さらに手を加えて新たな価値を付加するというイメージです。
例えば使いにくい(需要がない)間取りを使いやすく改装したり、閉鎖的なキッチンを対面式に変更したりといったことが該当します。

参考:ファミリー物件 リノベーション事例

 

資産価値向上に有効な手段

一般的に資産価値が高い不動産の条件として挙げられるのが「駅に近い」「暮らしやすい」「防災などの付加価値がある」等ですが当然ながら駅からの近さ、不動産が建っている周辺の環境を変えることは自分たちの手で変えることはできません。
しかし、建物の外観や内装をリノベーションすることは十分にできます。リノベーションは資産価値を向上させるためにも有効な手段といえます。

 

収納量3倍プロジェクト

弊社が管理する単身タイプのマンションで実施したリノベーションの案件をご紹介します。
単身マンションの場合、人気設備として宅配ボックス・オートロック・インターネット無料等が希望設備によくランキングしますが、入居者の不満理由として圧倒的に多いのが収納スペースへの不満です。実際、1K タイプの単身マンションの収納は、ほとんどのマンションがお部屋にクローゼットが 1 つしかありません。実際にクローゼットに全ての生活用品を詰め込むには限界があります。そのような不満を解消する為、「収納量 3 倍プロジェクト」を始めました。

物件のご説明

住所:大阪府大阪市淀川区宮原5丁目
最寄り駅:東三国駅 徒歩5分
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:22.00㎡

お部屋の完成時から申込みが入るまで約 2 週間とかなり良いスピード感で入居者様が決まりました。
今回のリノベーション工事に関しましては約 40 ヵ月で工事費の回収ができます。

200,000 円の工事で上記の効果を得ることが出来ました。
こちらのマンションは今後も継続的にリノベーションを実施予定としております。

参考:不動産投資でカギになるリフォームやリノベーションのポイントを解説

 

まとめ

複数の空室があり、リーシングに苦戦している物件でしたら、リノベーションしない場合の空室賃料とリノベーションを行って早期部屋付けとなった場合の賃料収入を比較して、賃料据え置きのまま早期の部屋付けを狙い、入居率の向上と安定した収益の確保を狙うという手段も良いかと思われます。

不動産管理は第一住建に

第一住建グループの幅広い事業領域とネットワークによって、大切な資産の価値を高めたり、複雑な諸業務を代行。
家族の一員のように深くオーナー様を理解し、関係性を築いていくことで、マニュアルに頼らないサービスを生涯にわたって提供していきます。

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