今後のライフプランに合わせた空間造り
結婚や子どもの独立、仕事の変化などのライフイベントに伴い、人の暮らし方は年月とともに変化していくものです。今回はオーナー様からご自宅改修工事のご依頼を受け、今後のライフプランに合わせた空間造りをお手伝いさせていただいた事例をご紹介します。
目次
リノベーションの背景
元々1階を倉庫、2・3階を居住スペースとしてお使いでしたが、今後の生活がより快適になるよう1階の倉庫スペースに居住空間を造るご依頼をいただきました。
■課題
・1階に倉庫・2階に玄関があったため、1階に玄関を造る必要があった
・倉庫部分を居住空間にするため、キッチンやくつろぎの空間を造る必要があった
・今後の生活を考え、バリアフリーでの設計にする必要があった
リノベーションのポイント
■間取り
Before
After
今後高齢になり、万が一車椅子での生活をされる可能性に備え、通路の幅を広く確保しました。
■入口部分
Before
After
元々倉庫の入り口だった部分は、ガラス戸を撤去し玄関を造りました。玄関から入って右側のスペースには靴が収納できる稼動棚、アウターや目隠しのアイテムなどが掛けられるポールを設置しシューズインクローゼットにしました。また、将来的に必要になる可能性を考えて玄関から室内へ繋がる手摺も設置しました。
Before
After
倉庫内部だった空間にはLDKと小上がり部分を造りました。
キッチンは日本が世界に誇るTOYOキッチン最高級モデルのINOを採用し、背面に併せてカップボードを設置しました。シンクの上にはまな板と水切りができるマルチプレートが2枚あり、洗う・切る・盛り付けるがシンクの上で完結するゼロ動線が叶えられます。また、混合水栓は2つ付いているため、料理と洗い物の使い分けや2人での作業にも適しています。
小上がり部分はくつろぎの空間兼大容量収納にもなるパナソニックの畳が丘を採用しました。普段は布団を敷いてベッドとして、ご親族様が来られた時には団らんスペースとしてもご利用いただけます。
LDKには床暖房も導入しました。長い時間過ごす場所だからこそ、空気を汚すことなく、お部屋全体をじんわりと温めるように考えました。
採光部分は、既存の窓を活かしつつ、ペアガラスを更に内側に設置して2重サッシにしました。ペアガラスの内窓にすることでお部屋の気密性が上がるので空調の効きも良くなり省エネにも繋がります。また防音性や防犯性を高める効果もあります。
奥様のお父様が持たせてくださった婚礼家具を収納できるサイズまで納戸だったスペースを広げ、ウォークインクローゼットを造りました。
お住まいされる方のライフプランに併せて空間を造りませんか?
不動産をリフォーム・リノベーションしてから、お部屋に合わせた使い方をしがちですが、今後予想されるライフプランや使い方からプランニングしてリノベーションする方法もあります。
弊社では、インテリアコーディネーター資格を持つ専門スタッフが、物件の特性やお住まいされる方の生活の在り方から、一つひとつオーダーメイドでプランニングを行います。これにより、ただのリフォームではなく、生活の質を一段と高める「ワンランク上のリノベーション」をご提供いたします。不動産の付加価値を最大限に引き出し、より多くの魅力を与えるリノベーションをお考えなら、ぜひ弊社にお問い合わせください。