リフォーム済み賃貸には注意点が!メリット・デメリットも確認

リフォーム済み賃貸には注意点が!メリット・デメリットも確認

賃貸物件を探す際に、リフォーム済みと記載された物件を目にした経験があると思います。築年数が経過したお部屋は、内装を綺麗に見せるためリフォームを行うことがあり、新築と見た目がほとんど変わらないため人気です。新築や築浅物件と比較すると家賃相場は低いためメリットを感じますが、デメリットも把握したうえで入居を検討しましょう。

リフォーム済み賃貸の特徴は?リノベーションとの違い

インターネット上で賃貸物件を探すにあたって、リフォーム済みの賃貸物件と紹介されても、具体的にどうなっているのか疑問に感じるでしょう。以下ではリフォーム済み物件の特徴と、リノベーションとの違いについて説明します。

内装や設備を新しくしたのがリフォーム済み物件

賃貸物件では退去者がでた場合、ハウスクリーニングをかけ室内を綺麗にし、故障箇所は修繕してから賃貸募集を開始します。リフォーム済みの賃貸物件とは、室内の状態を入居前の綺麗な状態に回復したお部屋のことです。長く住めば住むほど、当然壁や天井は汚れます。そのためリフォームでは新しい壁紙に交換したり、床を畳からフローリングに変更したりするわけです。劣化した設備の交換や破損個所の修繕など、元の状態に戻す行為がリフォームになります。

リフォームとリノベーションの違い

似た意味の言葉にリノベーションがありますが、リフォームとの違いは大規模な工事を行い、付加価値を与えることとされています。明確な違いはありませんが、リノベーションでは間取りや設備配置の変更まで行われるわけです。リフォームが欠点を元に戻すのに対して、リノベーションは欠点を回復してさらに付加価値を追加すると覚えておきましょう。

リフォーム済み賃貸を借りる際の注意点

ただし、内装が綺麗だからといって、すぐに入居を決めるのはやめましょう。以下では、リフォーム済み賃貸を借りる際の注意点を5つまとめています。

1.築年数の割に家賃が高くなっていないか確認する

内装を綺麗にした場合でも建物の構造はそのままです。そのため周辺の新築物件の相場より、家賃は10%~30%程度抑えられている場合が多くなっています。築年数が経っている物件はリフォーム済みであっても、比較的安い家賃で住めるため、確認しましょう。

2.配管の交換がされているか確認する

目に見える壁や天井が新しいものに交換されていても、配管は交換されていない場合があります。築年数の経った家の配管は、劣化を放置すると水漏れトラブルを起こしやすくなるので、管理会社に確認が必要です。

3.耐震強度に関する基準を満たしているか確認する

耐震強度でチェックしておくべきポイントは、新耐震基準と旧耐震基準です。1981年以前に建てられた建物は旧耐震基準をもとに、建築されており震度5までの地震に耐えられる造りになっています。一方で新耐震基準は、震度6以上の地震でも耐えられる造りになっているため、安全性が格段に異なるわけです。築年数の古い家に住む場合は、何年に建てられたものなのかを確認しましょう。稀に耐震補強工事を行っている場合もあります。

4.防音性が十分かどうか確認する

築年数が古い建物は、防音性が低い可能性があります。入居後に隙間風が気になったり、騒音が聞こえやすかったりするとトラブルのもとです。内覧の際は、上下左右の部屋の音がどのくらい聞こえるか確認しましょう。平日の昼は室内に人がいないことが多いので、壁を叩いたときの音を確認するのもよいでしょう。壁の中が空洞だと、隣の音がそのまま聞こえる恐れもあります。

5.周辺環境も事前にチェックしよう

内装が気に入ったとしても周辺の利便性が悪かったり、治安が悪かったりしては、すぐに引っ越す必要が出てくるかもしれません。快適に暮らすためにも、周辺環境は見ておきましょう。主なチェックポイントとしては、最寄り駅までの距離、商業施設の充実度、治安の良し悪し、街灯の有無や人通りがあるかなどが挙げられます。

リフォーム済み賃貸のメリット・デメリットをチェック

注意点を踏まえたうえで、メリットとデメリットについても押さえておきましょう。

リフォーム済み賃貸のメリット

メリットは以下の2つです。

他の物件と比べて家賃・初期費用が安い

もとは古い建物であるため、内装が綺麗であっても周辺の新築・築浅物件よりは、家賃・初期費用が安い場合がほとんどです。新築と同様の場所に位置し、同じ間取りでも、築年数が経過した物件の方がコストを抑えられます。新築に住みたいけれど家賃を抑えたい方は、あえてリフォームされた中古物件を探すとよいでしょう。

新築のようにきれいな部屋に住める

アパートやマンションは、建てられた年のトレンドを生かして外装や内装が造られています。そのため古い建物は外観から時代遅れな雰囲気を感じることが多く、借主からの人気が低いです。しかしリフォーム済みであれば、壁紙やフローリング、水まわりの設備が新しくなっていることが多く、築年数が経過しても新築のような状態で入居できる点に魅力があります。場合によっては新築物件より綺麗に見えるケースもあるので、内覧時にチェックしましょう。

最新の設備や機能が備わっていることも

リフォーム済みの賃貸物件は、最新の設備や機能が備わっていることがあります。おしゃれな内装と、設備や機能にこだわりがある方におすすめです。

リフォーム済み賃貸のデメリット

デメリットは以下の2つです。

共用部分が古いケースが多い

リフォームを行うのは基本的にお部屋の中だけのため、外観や共用部は古いケースが多いです。オートロックやTVモニター付きインターホンが付いていない場合もあり、防犯面を気にする方には懸念点となるでしょう。

一部しかリフォームされていないケースもある

よくあるリフォーム例として、壁や床のみ新しいものに交換しているが目に見えない配管や床下の設備は、古いままのケースがあります。水漏れなどの原因となるため、内覧時にしっかり確認しておきましょう。

リフォーム済み賃貸物件の探し方

リフォーム済み賃貸物件の探し方を、以下でご紹介します。

リフォーム賃貸に強い物件サイトを利用する

リフォーム済みに限らず物件を探すときに便利なのが、ポータルサイトです。ポータルサイトには、多数の不動産会社が物件情報を掲載しています。リフォーム済みという項目にチェックをいれて、簡単操作で探すことが可能です。地元の不動産会社のWEBサイトでもリフォーム賃貸物件を掲載していることがあるため、確認してみましょう。

リフォーム賃貸が得意な不動産会社に依頼する

ポータルサイトで探す方法以外にも、リフォーム賃貸を得意とする不動産会社に、直接物件探しを依頼するのも有効です。ご自身の希望条件を営業マンに詳しく伝えることで、条件を満たしたお部屋が見つかったときに連絡してもらえます。内覧の手続きまでスムーズに行えるため、手間が省けます。

リフォーム済み賃貸ならINOVEにお任せください

今回は、リフォーム済みの賃貸物件における注意点や、メリット・デメリット、探し方を解説しました。ここまでお伝えしてきたように、家賃が抑えられているメリットがあるぶん、目に見えない箇所への注意が必要です。そのため事前に管理会社に確認したり、内覧時には直接チェックしたりしましょう。リフォーム済み賃貸物件を検討している方は、多くの実績や情報を有するINOVEに、ご相談ください。

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